■ 集中力を発揮する方法
どうしてもスイングの時に、いろいろなことを考えてしまい、雑念がスイングの邪魔をします。 特に、あがり症の人は、グリップとかスタンスなど、何でもよいので、一つに決めてショットしてみてください。 どこに注意を向けて打つと上手に打てるのかが、発見できると思います。
■ 集中力を付けるトレーニング
一般的な人が集中力を高めるには、「一点凝視」が効果的です。
□ まず、ボールでも何でもいいので、何か一点を見つけます。
□ 目標が決まったら一点を3分間じっと見つめます。
□ 3分間出来たら、5分、10分と時間を長くします。
ここで注意することは、目線を外さず、キョロキョロしないことです。
この練習は続けることが一番大事なので、少なくても1ヵ月は続けてください。
確実に集中力が増します。
■ 集中の時間とおしゃべりの時間
せっかく集中力が付いたのに、それを使わないと意味がありません。よくラウンドをしていると、おしゃべりをしながら「右に池か〜 左にはバンカーか〜」とおしゃべりをしながら、打席に立ち、スイングを始めていませんか?
打席での集中の時間とおしゃべりの時間の区切りははっきりと付けてください。 自分の順番になったら、強い意識を持って「ここからは俺の時間だ!」と打席に立ってください。 仲間とのコミュニケーションは打席に立ったら行ってはいけません。 俺に近づくな!ぐらいのオーラで! ある程度のエゴイズムは必要です。
□ ジャックニコラスのイメージ術
□ まずボールが理想的な位置まで飛んでいって止まっているところをイメージ
□ ボールが着地する場面をイメージ
□ 着地点へボールが飛んでいく弾道をイメージ
□ その弾道を打ち出すためのスイングをイメージ
□ インパクトのイメージ
このような手順でイメージを描く練習をしていたというのです。
更にラウンド中にあったナイスショットをメモに書き、ラウンド後に思い出してイメージの練習をしていたのには、驚きです。
■ イメージの再確認
□ 打席に立ったら理想のショットをイメージしてスイング
□ ナイスショットだけを記憶して、悪いショットは忘れます
□ 自分にプラスの言葉だけを言い聞かせ自分を元気づける
■ 良いショットだけを記憶する方法
□ まずスコアカードと別のカードを用意します
□ カードには1番〜18番までのホールナンバーが書いてあるだけです。
□ そのカードを持ってラウンドします。もちろん通常のスコアカードも!
□ 最初のティーショットでOBが出ても何も書きません。 チョロが出ても書きません。
□ 2番ホールで7番アイアンがナイスショットしたら、カードの2番ホールに「7I」と書きます。
□ 3番ホールでバンカーから5番ウットが上手に打てたら、カードの3番ホールに「W5バンカー」と書きます。
ハーフが終わったら、どれだけのナイスショットがあったか確認してみてください。 意外とナイスショットしていると思います。普段、失敗ばかりで落ち込んでいる人もこれを見れば元気が出てくるはずです。 どうしても悪いショットや失敗したショットは頭に強く埋め込まれてしまうために、せっかくのナイスショットの感覚を忘れしまうのです。
■ リズム感も思い出してみる
ナイスショットを記入したカードをまた使います。
□ 2番ホールでのアイアンのナイスショットを思い出してみましょう。
□ どのような気分でアドレスに入ったのか?
□ どれくらい緊張していたのか?
□ あるいはリラックスしていたのか?
□ アドレスでの体重配分はどうだったのか?
□ グリップはどうだったのか?
ここでは更に詳しくショットの状況を思い出してイメージしてください。 ここはご自分なりにイメージポイントを思い出してもいいですし、なるべく次のラウンドでイメージしやすく分かり易いポイントを抑えておきます。
ここでのイメージ学習は、あなたにとって楽しい時間です。まるで子供が野球選手のマネをして、プロを目指しているかのような、成功感やうぬぼれを積み重ねて上達する方法が最適の練習方法なのです。
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